マイ ポジション



ー9月17日。
この季節になると、どこのクラスも体育祭という
行事にむけていつになく熱気を漂わせたりするのである。
当然、私のクラス3年4組も・・・




「・・・はいっ!
というわけで、今年も学年種目はクラス対抗二人三脚と
なりました。
今週中にペア組んで体育委員に提出してください。
以上!!」
体育委員の説明が終わるや否や教室の中はザワザワと
騒ぎ始める。
・・・まぁ、私のクラスでは当たり前のことだ。

そんななか、友人たちは次々とペアを組んでいくわけで。
・・・私?わたしはもう決まってるわけ。
「啓介!うちら、今年も一緒にやろうぜ!!」
私こと は後ろでほかの男子とアームレスリングをして
いる啓介に声を掛けた。
「おぅ!今年もやってやっか!」
そういうと啓介はニカッと笑った。
「えぇ〜っ。 と高橋君、今年も一緒にするの〜?」
近くにいた女子が次々と口を開けた。
「去年、速かったもんね〜。」
「羨ましい〜」

啓介はスポーツ万能、容姿端麗そのうえ
高崎にある高橋総合病院の院長の息子らしい・・・。
もちろん女子にモテまくりである。

本来、私と啓介の接点などまったくといっていいほど
なかったのだが、一年の時、たまたま
ペア組の日に、私は学校に来ていなかったのだ・・・。
確か、風邪かなんかだとはおもうが・・・
、お前、俺とペアなっ」
次の日、入るなり啓介がそう言ってきたのだ。
啓介は別に誰とでもよかったし、席が
隣だったため、そう決まったらしい・・・。
・・・まぁ、私も誰とでもよかったしね。

そんないい加減に決まったペアなのに
意外と息が合うらしく・・・
一年の時は1位になった。
そのときは、もうこれでお互いの関わりは
なくなると思っていたのだが、それからというもの
席は近いわ、委員会は一緒だわで・・・

んで、二年になって静かになったと思ったら
クラスがまた同じ・・・
そうして高校最後のクラスも一緒なわけで。
でも、二人とも子どもなのか意外と気も合う
らしく、結構、仲良かったりするのね。

ーだから
私は恋愛とかそんなんじゃなくて
純粋に啓介が好きだ・・・


ー放課後。
いつものように啓介と一緒に
屋上で雑談の口論をしてると急に
「俺さ・・・」
って、啓介が黙り込んじゃって、しばらく
沈黙がつづいた。
痺れを切らして私が口を出そうとする。
それと同時に啓介も口を開いた。

「俺、美雪と付き合うことになったから・・・!」

美雪はクラスで1、2を争うほど成績優秀、見ためも美人で
啓介と並ぶと美男美女カップルって感じ・・・
二人が付き合うことには納得がいく・・・

「だから、二人三脚。
お前と組めなくなった・・・」

・・・そうだよね。
彼女が一緒のクラスなんだから
一緒にやったらまずいよね。

「・・・そっか。
美雪となかよくやりなよ。」

「お前、相手どうすんだよ・・・!」

ーどうしようかね〜。
「別に誰とでもよかったし〜。」

そして、私は屋上を去った。


ー体育祭、当日・・・

あれから、啓介とはしゃべっていない
ふざけあったり、一緒に帰ったりすることも
なくなった・・・

『次はクラス対抗、二人三脚です。』

ナレーションが入ると第一走者がスタートラインにつく
スタートの合図でみんな飛び出していく・・・
私のクラスは3番目・・・
まだまだ、チャンスはある。
その順位のまま二番、三番とバトンが回る。
次は私の番・・・。

ー隣にいるのは・・・啓介じゃない。

バトンが私の手に渡った。
走り出すもののいつものようなペースは
でない・・・
そんななか走り終わるとちょうど
啓介と美雪が走り出そうと準備をしている
ところだった・・・。


ーズキッ・・・

ーなんだろう、この気持ち・・・

美雪の肩に啓介の手が置かれる。

ー誰でもいいなんてうそだっ!

ーそのこの肩に手なんかかけないでっ!


ーそこは私の場所だよ!!

啓介と美雪がスタートする瞬間、私と美雪の
姿がかさなって見えた。
啓介と一緒にスタートを切る、私の姿が・・・

『っと、3年4組、大丈夫でしょうか?!』

私が顔を上げると啓介と美雪が
こけているのが目に入った・・・
「啓介?!大丈夫か?!」
私は啓介にかけよった・・・
「俺は大丈夫だ。でも美雪が・・・」
啓介はかすり傷があったが大丈夫そうだ・・・
美雪はこけたときに足をひねったみたいだ。

「ともかく保健室・・・」
「ちょっと待ちなよ !」
縄を解きながら私の友達が口を開いた。
「美雪は私たちが連れて行くから は高橋君と続き走んな。」
するとそれが合図だったのかのように
みんな口を開いてく・・・
「そうだよ!
!」

ー私が走ってもいいの?

ー私が走って美雪を傷つけない?

ー私は・・・?


いきなよ!!」
「・・・」

「来いよ、 !」

戸惑う私に啓介は手を伸ばした
啓介の手が私の肩に触れる・・・。


ー私は・・・
啓介と走りたい・・・!!


「しかたないなぁ〜っ。」
「足手まといになんじゃねぇ〜ぞ!」
啓介が足に縄を結びながら言った。
「お前こそなっ!!」
そう言い放ち私たちは走り始めた・・・。
『3年4組、再開しました。
さぁ、遅れを取り戻せるのか〜?!』
そんなナレーションの中、私は走る・・・
啓介と一緒に・・・!


体育祭終了後、私は保健室から出てきた
啓介を見つけた。
「残念だったな・・・」
いつもの屋上で啓介が先に口を開いた。
啓介のいうとうり結果は4位となってしまったのだ。
「ねぇ、啓介〜。」
柵に手を掛けながら私は言った。
「聞き流してよ・・・
私、啓介のこと好きだよ。
友達としても、恋愛としても・・・」
泣きそうになりながら私は言った。

「いや、聞き流さね〜よ・・・
俺、美雪と別れたし・・・。」

そういう啓介に私は驚きの声をあびせた。
「なにやってんのよ、あんた達ついこの前つきあったばっかじゃん!!」


が好きだって、気がついたんだよ!!」

「はい・・・?」
私は何がなんだかよくわからなかった。
だって・・・
啓介が私のこと・・・好きって・・・
そんな私に背を向けて啓介はいった


「俺の隣はの指定席なんだよ。」


そのことばに私は泣きながら頷いた。



あとがき
R「みなさん、はじめましてRAYです。
いや〜、やってしまいましたね〜。」
啓「これはドリームといっていいのか?」
R「わぉ、啓介ちゃんv
いいんじゃない?本人がそういってるんだし・・・」
啓「・・・」
R「・・・」
拓「RAY、今度は俺も出してほしんだけど・・・?」
R「あらまっ、拓海君vじゃないですか
まっ、考えとくよ・・・」
啓「藤原、本気か・・・?」
R「そこ!うるさいよ!!」
拓「ということ、また会いましょう。」
啓「苦情はメールで、感想はbbsでよろしくな!」